このレビューはネタバレを含みます
評判良すぎたから逆に期待しすぎちゃったかも。悪くなかったけど原作の劣化版感は否めなかった。かえって原作をリスペクトしすぎた印象がある。
各キャラのビジュアルはよく作り込んでいると思うけど、ギャグシーンが弱いなと感じた。あの変顔シリーズはやはり実写では厳しい笑
戦闘シーンはこだわりを感じました。特にヒグマはしっかり怖かった。
グロシーンの中和の仕方がうまくて良心的だったけど、その分どこか物足りなさもあって、塩梅が難しいなと思った。203高地はハクソーリッジくらいの迫力が欲しかった。
キャストの中ではやはり舘ひろしさんの土方があまりにもハマっていた。鶴見の玉木宏さんはビジュアルはいいのだが声が甘すぎるのが気になった。
その点、山崎賢人くんはいつも役に対する声のアジャストがほんとうにうまい。違和感なく杉元として見れました。
月島と二階堂は出番多めでちょっとしたサプライズだった。馬車の逃避行のシーンは唯一しっかりした実写オリジナルだったような。月島が淡々と杉元を殴るのがよかった。
ラストの終わり方を見るにシーズン2までは最低でも確定してるっぽいですね。なんとなく「外さない」ラインを狙ってる感じがしたのはそういう事情もあったのかも。
ACIDMANは相変わらずの音楽性で懐かしくなりました。たしかに大自然をテーマにパンクロックをやり続けてるバンドは彼らくらいかも笑。
劇版はちょっとうるさい気がしました。いかにも日本映画っぽい味付けで少しがっかり。
せめて二瓶との戦いは徹底的に静かにしてほしいな。テイラー・シェリダンみたいな撮り方してくれないかな。
2024年8本目