半兵衛

黒薔薇VS黒薔薇の半兵衛のレビュー・感想・評価

黒薔薇VS黒薔薇(1992年製作の映画)
3.0
事件に巻き込まれた女性が色んな奴らに右往左往されるというコメディの割にそんなに笑える箇所はなかったけれど、勢い重視の展開といい何でもありの物語、ハイテンションな役者の熱演など勢いがあった90年代香港映画のパワーが画面から伝わってきて圧倒される。そして物語と関係ないはずなのに無理やり組み込まれたカンフーアクションが予想以上に本格的な仕上がりなのに謎の感動を覚える。

レオン・カーフェイは個性的な登場人物のなかで一番胡散臭いキャラだが、主人公のヒロインやメインキャラである怪盗黒薔薇など三人の女性からモテまくり最終的には彼をめぐるバトルに発展するので二枚目としての沽券を取り戻す。それでも格闘は出来ない人間なので超人的なアクションを披露する黒薔薇に助けられっぱなしなのに苦笑。

あと香港の人から見てもン・マンタとチャウ・シンチーはセットの印象だったのね。
半兵衛

半兵衛