「自分を超える何かを信じろ」
偶然か奇跡かはたまた使命か
スケールが大きい話にも関わらず、終始舞台は一軒家
ストーリーの背骨は家族の話
シャマラン映画で特徴的なパッケージ部分はさて置いたとしても
先日再鑑賞した『サイン』と根底部分で大きく繋がっている映画だと感じた
とある事象を神の啓示と捉えるか
ただの偶発的なものとして処理するか
"奇跡"として表現した『サイン』と"使命"として表現した今作
何かつがいのニ作品と受け止めてしまう
ユニバーサルの古いロゴ
どのような意図で旧バージョンを使用しているのだろう?と始まりからワクワクしてしまう
オープニングクレジットの書体はクラシックな形
「歴史上で一番大切な仕事」と劇中のセリフであるが
これまで積み上げられた歴史を示唆しているのかもしれない
"黙示録の四騎士"というのも聖書由来で古くから紡いでいることを示したいのか?
あの儀式自体が綿々と受け継がれているものと個人的には解釈する
そんなところまで結末で描いちゃうの?といういつものシャマラン節とは裏腹に解釈を委ねる部分が多い作品だった
人類の罪に対する災い
気を緩められるような箇所が思いのほかなく、ずっと気が張り詰めたまま
通販番組に出演するシャマランが唯一の笑いポイントだった🤣
今回はあんまり重要な役回りじゃなかったなぁ
ヴィジュアル的な楽しさがなかったのも気を張り詰めさせる要因
『サイン』のアイツ、『ミスター・ガラス』のスーパーバトル、『オールド』の洞窟バキバキ
そういう視覚的な楽しさは今回無かったかな
もうちょっとエンタメ成分が欲しかった気もする
総じてムズかしかった…
面白かったし楽しめたけど
もっともっとノれる何か
その何かが欲しかったかな