タカさんの映画レビュー・感想・評価

タカ

タカ

映画(907)
ドラマ(7)
アニメ(0)

映画を愛する君へ(2024年製作の映画)

-

「Time and movement」

劇映画なのかな〜と思っていたら、ドラマパートとインタビュー等のドキュメンタリーパートが織り交ぜられた映画だった
冒頭で絵画と映画の表現的な話をし始めたところか
>>続きを読む

嗤う蟲(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「ありがっさま」

村ホラーの様相を呈しつつ、地方自治体の存続危機と産業に焦点を当てる新鮮さ
わりとありがちな文化/慣習への戸惑いではない
ただの犯罪集団
半グレ集団、暴力団のシノギのように
生き抜く
>>続きを読む

ヌルボムガーデン(2024年製作の映画)

3.5

「貴様はそこから出ずに死ね」

韓国で有名な心霊スポットというお触れ込みなので、てっきり『呪怨』のような「家に入ったらみんな呪っちゃうよ〜」的な不条理ホラーと思っていたら、、、
めっっっちゃ内輪の話‼
>>続きを読む

ストップモーション(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「独り言は狂気の始まりよ」

パペット
他人の指示がなければ綺麗に踊れない存在
自己否定のバイオリズム
抑圧されたアイデアの源泉
逃避的に形作られた少女
イマジナリーフレンドを思わせる関係性
露わにな
>>続きを読む

ミッシング・チャイルド・ビデオテープ(2025年製作の映画)

3.8

「捨てに行ってるんだよ、神様を」

不鮮明さの恐怖
VHSの画質の限界が想像力を掻き立てる
何か映っている鮮明さ、何も映っていない鮮明さ
白黒はっきりつけられるよりも
その間を縫っていく方がよっぽどに
>>続きを読む

おんどりの鳴く前に(2022年製作の映画)

3.8

「思ったより悪くない」

郷に入っては郷に従え
隠蔽、賄賂、圧力
田舎に染まった正義感
視野が狭くなったのか?
無難な選択しか取れなくなったのか?
いわゆる"一人前の人間"への諦め、劣等感
基盤とする
>>続きを読む

モルグ 屍体消失 デジタルリマスター(1994年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「火星へようこそ」

全然、屍体消失しないじゃないか❗️
いや、厳密には一度屍体の位置が移動していたが、ただ単にウォーマーの仕業だろう
現実と幻覚の境で翻弄される内容のサイコホラーかと思いきや……
>>続きを読む

ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

4.0

「Are you alone?」

セリフが無い中での表現
ふとした目線の動き、身振り手振り
日常で私達が行う所作が細かくトレースされている
擬人化された犬とロボット
どんな性質であろうとどんな関係性
>>続きを読む

アンデッド/愛しき者の不在(2024年製作の映画)

3.5

「ママは死んだ」

冷蔵庫にたまる料理
受話器を外した電話
ラジオからのノイズ
生活の中にある違和感が心理状態を表す

死者を悼む群像劇の装いで
精神の再生、生への活力を取り戻す過程
そんなものを描く
>>続きを読む

Welcome Back(2024年製作の映画)

3.7

「だったら殺してくれ」

たった一度の敗北で
テルは確固たる自信を
ベンは絶対的な存在を
それぞれ見失う
打ち砕いた相手に向き合う旅路の果て
それは初めての兄弟喧嘩
共依存からの脱却、互いの独り立ち
>>続きを読む

トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024年製作の映画)

4.4

「変わらないものもあるはずだ」

面白すぎる‼️‼️
最っっっ高‼️‼️
キレのあるカンフーアクションに浮遊感のあるワイヤーアクションが相まって生身ではおよそできないであろう見応えのある格闘シーン
>>続きを読む

どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

-

「失敗だとは思っていない」

確かに選択が間違っているとは言い切れない
ああすれば良かったこうすれば良かった
と振り返っても後の祭り
人生の岐路とは然もありなん
コミュニティが狭くなればなるほど偏向的
>>続きを読む

ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

4.3

「向こうで待ってるから向こうでも遊んで欲しいなあ」

人と接することが苦手
通底しているのに対照的な二人
仲間が欲しくてたまらなくて
熱い気持ちをぶつけたとて
利用価値の物差しでビジネスライクな関係し
>>続きを読む

Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.6

ここは地獄の入り口かぁ

ラクして儲けたい
一日中PCに張り付いて相場変動を眺めて
行列に並んで仕入をして
売れる保証がない不安に神経をすり減らす
ラクになるどころかツライだけ

本物か偽物か何も分か
>>続きを読む

Kfc(2016年製作の映画)

2.1

"純然たるフィクション"

そりゃそうでしょ
OPでやたらと強調する"フィクション"
カニバリズムなんてある種ロマンなのだから、そんなことは分かりきってる
「そこまで創作だと割り切っているのなら、もっ
>>続きを読む

サユリ(2024年製作の映画)

3.9

「メインディッシュが出てきよったわい」

楽しかったあの頃は誰にとってのものか?
選択したのは美醜と幸不幸の反比例
破綻の結末はあっけなく
情念は家に巣食ったままに
餌食となるのは誰かにとっての楽しか
>>続きを読む

リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

4.0

「良いじゃん、やりゃあなんだって楽しいんだからさ」

三日間に凝縮された青春の熱狂
たった数十分のためだけに注ぎ込むエネルギーを大袈裟さにせず淡々と自然に…
即席バンドでボーカルは軽音楽部の部員じゃな
>>続きを読む

プッシーケーキ(2021年製作の映画)

3.1

「あなたは私を襲わない」

定義もルールも吹っ飛ばすゾンビ?映画
劇中で『28日後…』のポスターが出てきたことからもきっとゾンビ映画なのだろう
かなりの変わり種であるけれど

勢いの良い嘔吐、容赦のな
>>続きを読む

犬人間(2022年製作の映画)

3.4

「そばにいることが重要だ」

今年の未体験ゾーンで一番期待していたのに、わりとトホホ…な映画
アイデアがすごく面白いし、予告でめちゃくちゃ興味がそそられるのにそれ以上のものがない
う〜〜ん😓

ほぼほ
>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

「何でずっと今のまま居られないんだろうね」

まどろみの中に見るモノクロ世界
目覚ましは決まって落ち葉を掃く箒の音
几帳面にルーティンをこなし
空を見上げ本日の機嫌をうかがう
カセットテープでお気に入
>>続きを読む

禁じられた遊び(2023年製作の映画)

2.8

「もう私を裏切らないでね」

どこまで本気なの??と思ってしまう作品
いかにも漫画的な霊能者が出演して、クライマックスは全身タイツ人間のまるでコントのような顛末が描かれるのにトーンはシリアス
中田秀夫
>>続きを読む

ボーン・コレクター(1999年製作の映画)

-

「僕がそばにいる」

ちょうど良い〜〜〜
重すぎずかといって安っぽくなく
サクッと楽しむには良い塩梅のサスペンス
多少雑な展開も目立つけれども
まぁそれもひっくるめてちょうど良い❗️

安楽椅子探偵も
>>続きを読む

みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.7

「どう?幸せ?」

誰かの不幸の上に、誰かの幸せが成り立つ
幸せ不幸せの概念なんて曖昧で価値尺度も絶対的なものではないのに
なぜか蔓延っている理論
「他人の不幸は蜜の味」なんてものはどこまでいっても独
>>続きを読む

サンクスギビング(2023年製作の映画)

4.0

手頃で上品なゴアムービー

何て上品なこと❗️
まぁ〜〜〜お上手❗️
数分の予告編が出自でありながら、これほどにまとまったスラッシャーゴアホラーに仕上げるのはさすが❗️の一言
このクオリティのホラーを
>>続きを読む

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.0

人間関係不得意

一点に特化した純粋な人間の葛藤
不純物が受け入れられない
面白いか面白くないか
その他には何もいらない
おかしくて何が悪い?最高の褒め言葉
狂気じみた生産のループ
中にあるものを全部
>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.1

90秒を過ぎると"居座る"

自身へ侵食してくる恐怖
心を抉るような辛さ
悪魔憑きを含む憑依ジャンル映画の中で、最高峰に怖い‼️
今年に限って言うとベストの恐怖
孤独、依存、陶酔、破滅
あちら側に陶酔
>>続きを読む

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

2.8

「天の神様の言うとおり」

個人的に面白いと思えるポイントが一つも無かった…
期待していただけにホントに残念😓
何も前作と重ね合わせて合わせての評価じゃなく、単純に単体の映画としてまったく面白いと感じ
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「俺の戦争が終わっていないんです」

『シン・ゴジラ』から7年
あの大ヒット作品から次をやるのはだいぶハードルの高いことだと思うけど、山崎貴監督が見事に真正面からフルCGのゴジラを作り上げた‼️
19
>>続きを読む

クリスマス・ブラッディ・クリスマス(2022年製作の映画)

-

「エイリアンならコヴェナント」

カリコレ鑑賞
記憶が怪しいので、以下鑑賞当時のメモで…

サンタ主観
ペットセメタリー、エルム街、チャイルドプレイ

爆発がすごい
ターミネーター ばりのしつこさ
>>続きを読む

ヘル・オブ・ザ・リビングデッド 4Kリマスター版(1980年製作の映画)

-

「神よ許したまえ人類が生んだこの悪を」

カリコレ鑑賞
記憶が怪しいので、以下鑑賞当時のメモで…

ゴブリン音楽!
ネズミ強すぎやね冒頭 きっかけ
スイートデス計画って何やねん
ゾンビは常に無表情 狂
>>続きを読む

アントニオ猪木をさがして(2023年製作の映画)

-

「元気があれば何でもできる❗️」

今年、誕生日を迎えた時ふと思った
「もう人生の半分、プロレスを追いかけてることになるんだなぁ」と
熱量に差はあるけれど、断続的にプロレスファンを続けている
それも新
>>続きを読む

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

4.0

「今日は気を抜いたら全員死ぬから」

やっと観た‼️‼️+やっとレビュー書いた…
待望のコワすぎシリーズ最新作にして最終作
劇中で飛び出すセリフの通り、まさに"大感動冒険ホラードキュメンタリー"だった
>>続きを読む

アリゲーター2(1990年製作の映画)

3.3

「全員ぶち込むぞ!正気とは思えん」

"ワニと爆弾と下水道"part2
『ごきげんよう』でトークテーマが被ったくらいに構成が前作と変わり映えしない
ドラマパートが長くなったところが特徴なのかな
まぁそ
>>続きを読む

アリゲーター(1980年製作の映画)

3.3

「アリゲーターは情熱的」

"ワニと爆弾と下水道"
出てくる要素はこれだけ!
やっつけで作ったようなストーリーが一周まわって面白い🤣
始まりからして、人間とワニがレスリング?する謎の危険すぎるイベント
>>続きを読む

エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

-

「悪魔祓いがなぜ悪いの!?なぜなの!?」

悪魔映画の決定版であり、不世出の映画
いかに映像技術が発達しようとも、時代の移ろいに沿って人間の価値観が変わろうとも
普遍的な人間心理を突き、ケレン味溢れる
>>続きを読む

ブギーマン(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

弱みにつけ込む暗闇の侵略者

ブギーマンといえばマイケル・マイヤーズを思い浮かべてしまうが、今作はまったくハロウィンと関係なし🙅‍♂️
スティーブン・キング原作と知り、前情報をほとんど入れず劇場に駆け
>>続きを読む