氷雨水葵

サメストーカーの氷雨水葵のレビュー・感想・評価

サメストーカー(2020年製作の映画)
1.7
2023年65本目

え、サメの出番は…?

◆あらすじ
アリソンと弟ケビンは、アリソンの恋人の母親が主催するパーティに参加する。

すると、友人たちと海で遊んでいたケビンがサメに襲われてしまう。

ケビンはダニエルと名乗る青年に助けられ、これをきっかけにダニエルはアリソンの家族と仲良くなるが―――。

◆感想
タイトルが気になっていたので鑑賞。うん、完全に騙された。サメ映画好きとしては観ずにいられなかったのですが、これには完全に騙された。いや、サメの出番あった!?くらいの内容で、ただただイケメンの度が過ぎたストーキング行為を見るだけの映画だった。サメがストーカーするんじゃないんかい!!
てか、ダニエル(ブルース)のストーキング行為が怖すぎてやばい…これならまだサメがストーカーしてたほうがマシ(←そんなことはない)。「俺とアリソンの邪魔をするやつはみんな排除しちゃうぞ☆」的なサイコパスで、しかも行き先がサメの腹の中ときた。いや、そういうことにサメを使ってほしくないのだけれど!?なんなら、お前が腹の中に入れや!と思ってしまった。ストーカー行為、ダメ絶対。
サメもサメで、そんなに大きくもない個体というか、雑なCGで全然怖くないし迫力に欠ける。サメを使って処理するなら、派手な捕食シーンがあってもよかった。そういうところを少しでも見せてくれれば、もう少し評価高かったかも?
まぁいろいろ言いたいことはあるけど、正直良くも悪くもといった印象。脚本は凡庸で俳優たちの演技もそこまでだし。ただ、ダニエル役の人の演技は狂気じみていて、そこは良かった。てか、ツッコミ所多すぎて笑うしかない。一種のサスペンス映画だと思えばいいんだけど…うん、それが正解かな(笑)
こんなに外面がよくて甘い言葉をかけてくる男は信用するに値しないのだけれど、3作品観て思ったのは、意外と母親のほうが彼氏を気に入りがちよね。本作はヒロインがそこまで夢中になってなかったから謎に安心した。

ああああこんなストーカー男、サメじゃなくて私が処してやりてぇ。

あ、公開順だと2作目だった。
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