クリスチャン ディオールのオートクチュールドレスを、ロンドンの家政婦がお金を貯めて、パリへ買いに行くお話。
ディオールのドレスは、夢の象徴。辛い時も、夢を持って、人としての尊厳を忘れずに生きようということかな。
苦労や辛い思いはあっても、とんとん拍子に話が進みすぎた印象で、楽しみにして観た分、やや冷めた気持ちで観終わる。とはいえ、地道に生きよう…と、なんとなく元気は出た。
主演のレスリー•マンヴィルは大変芸達者な役者さんで、今作ではファントム•スレッドのときの厳格なお姉ちゃんとは真逆のチャーミングなおばちゃんになりきっていた。
パリの働くおばちゃんを演じたイザベル•ユペールが、すごく素敵。口が大きくて、唇が薄いからレッドリップがとっても映えてた。惹きつけられるスターの魅力とはこういうもの?
ウマ飯映画好きとしては、パリでハリスさんがご飯作ってくれたシーンで一瞬盛り上がったけど、パリの若者のお口には合わなくて面白かった。