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ミセス・ハリス、パリへ行くのmomofukuのレビュー・感想・評価

3.0
クリスチャン ディオールのオートクチュールドレスを、ロンドンの家政婦がお金を貯めて、パリへ買いに行くお話。

ディオールのドレスは、夢の象徴。辛い時も、夢を持って、人としての尊厳を忘れずに生きようということかな。

苦労や辛い思いはあっても、とんとん拍子に話が進みすぎた印象で、楽しみにして観た分、やや冷めた気持ちで観終わる。とはいえ、地道に生きよう…と、なんとなく元気は出た。

主演のレスリー•マンヴィルは大変芸達者な役者さんで、今作ではファントム•スレッドのときの厳格なお姉ちゃんとは真逆のチャーミングなおばちゃんになりきっていた。

パリの働くおばちゃんを演じたイザベル•ユペールが、すごく素敵。口が大きくて、唇が薄いからレッドリップがとっても映えてた。惹きつけられるスターの魅力とはこういうもの?

ウマ飯映画好きとしては、パリでハリスさんがご飯作ってくれたシーンで一瞬盛り上がったけど、パリの若者のお口には合わなくて面白かった。
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