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ウエスト・サイド物語のmiiのレビュー・感想・評価

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)
3.7
「アウトサイダー」を観た流れで 同じ雰囲気を持つこちらも鑑賞。
同じ縄張り争いで決闘でも 実はあちらの方が好きです。
仲間愛と男らしさが感じられるから。

愛を確かめ合っておきながら
なぜ衝動であのような事をしてしまうのか?
愛する者の事を考えたなら到底できないであろう事を。
若者の突発的な激しさを描きたかったのは分かりますが
その後二人で逃げようとした事も
あんなに素敵な出会いをして恋をした二人だけに
残念に感じてしまうの。
ここの「Tonight」は最高なんだけどね。

さらには 卑怯な事に武器を使ってしまった事もあり
彼等には 男の約束を簡単に破るような
かっこつけでつるんでいるように感じてしまうのです。

けれど 歌とダンスは好き。
恋にのめり込む 怒涛の盛り上げ方だったり 群舞には引き込まれてしまう。
「どうぞ〜」てなあの場面は よく出来たコントだと思うw

わたしがいちばん好きなのは やはり「Tonight」
不良たちの意闘志みなぎる意気込みと
恋人に逢える嬉しい気持ちを歌うアニタ。
これらに対して
マリア&トニーの「今夜逢える」という高鳴る気持ちをのびやかさ。
曲調も異なるメロディが重なり合い 最後に一体となる「Tonight」は
ウェストサイド物語といえば!のシーンですよね。

スピルバーグ版も間もなく公開。
楽しみですね!
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