このレビューはネタバレを含みます
和山やま先生原作の漫画が好きで野木亜紀子さん脚本、綾野剛さん(最後まで行くが良かった)出演が観賞の決め手。
シンプルな表現の漫画の空白を上手いこと埋めているなという印象。
何度も歌う裏声の紅に笑いが止まらなくなって大変。
漫画にはあるが映画ではカット、キャラクターの性格の改変(主に後輩の和田)などもあるが、上手くまとめられていて良かった。
岡聡実役の齋藤潤さんの目の泳ぎ方や、成田狂児役の綾野剛さんとの少しずつ仲良くなり腕を組んだり(恐怖で)ビンタも再現されていて良かった。
狂児がコカイン星の宇宙人を鞄で殴るシーンとげんきおまもり(アホみたいなお守り)の再現度の高さが個人的にとても嬉しい。
祭林組組長役の北村一輝さんも僅かな出演ながら期待通りの組長。
聡実くんと狂児の中学生とヤクザの決して交わらなかったであろう2人の関係がとても丁寧に描かれていたと感じて良かった。
和田の熱心なあまりの面倒臭さがリアルに感じた。
紅の歌詞を通して作品を観ることが出来たのも良かった。
エンドロール後の狂児の腕に感謝。
2回鑑賞。
入場者特典は2024カレンダーカード、よろぴくステッカー