やっぴー

カラオケ行こ!のやっぴーのレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
4.3
和山やま先生原作マンガを、野木亜紀子さん脚本、山下敦弘監督で映画化。
組のカラオケ大会でビリになりたくない若頭補佐の成田狂児は、
たまたま出会った中学三年生の合唱部員・岡聡実に歌唱指導をお願いする…っていう内容。
狂児役の綾野剛さんの演技がサイコー!
綾野さんコメディセンスありすぎる!
聡実と狂児の掛け合いが、まんま漫才コンビのツッコミとボケになってて笑いが止まらない。
裏声シャウト歌唱法(笑)で、X JAPANの「紅」を熱唱する綾野さん、いや狂児に、映画館内爆笑でしたよ🤣
そして、聡実を演じている齊藤潤くん、彼が素晴らしい!
デビュー作とは思えないくらい、堂々と綾野さんやそのほかのコワモテ俳優の皆さんと渡り合ってて見事!の一言。
声変わりでソプラノのソロが上手く歌えなくなり、部活に行きづらくなってそれを後輩に詰められたりとか、
大人でもなく子供でもない、その微妙さや危うさなんかも上手く表現してて、
狂児にビビりつつもだんだん心を開いていって、いつしかかけがえのない友情が生まれていくのが、すんごい良かった!
今後に期待しかない役者さんになってくれそう!
「紅」の関西弁訳(笑)が、聡実と狂児の関係の象徴になるのよかった!
校門で狂児が聡実の忘れていった傘をクルクルさせてるシーン、
屋上のシーン、カラオケ大会まっ最中のスナックのシーン、
いい場面がいっぱい!
ホント心の底から笑って、楽しい映画だった!
カラオケ行きたい!みんな「紅」歌うっしょ!!🎤
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