瀬尾まいこ先生の同名小説の映画化。
パニック障害を持つ青年(松村北斗さん)と、PMSのためその時はついイライラしてしまう女性(上白石萌音さん)とが出会い…といった内容。
同じ病、悩みではないけれども、お互いを理解して寄り添い、助け合おうとする二人の姿が、
恋愛関係ではなく、友情、同士のような、ひとことでは上手く言い表せない関係になっていて、
そこがとても良かったなと思う。
二人が働いている町工場みたいなところの人も、二人のことを面倒くさがらずにいて、
支えてくれてるのも良かった。
二人の周りにいる人たちも、それぞれ心に傷を抱えているけど、
そこから逃げずに前を向いていこうとしている人たちばかりで、
自分としても背中を押してもらえるというか、優しい気持ちになれるなぁと。
そして、ラストのハイライト、プラネタリウムの場面でのセリフがすごく心に染みる作品でした。
