やっぴー

落下の解剖学のやっぴーのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
4.3
去年のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品。
雪深い山荘で男性が転落死。
第一発見者は、視覚障害のある息子、殺人容疑はベストセラー作家の妻にかけられる、って内容。
男は自殺か、事故か、殺人か?やったのは妻なのか?っていう感じのサスペンスかなと思っていたら、
実際は法廷劇で、裁判が進むにつれて夫婦間の秘密や、妻のセクシャリテイの問題など、
あまり知られちゃまずいヤツがどんどん明るみになって行っちゃうのが何とも…。
息子ちゃんが裁判を傍聴してるのに、そういう聞きたくなかった話を聞かされるのがつらいよねってなっちゃった。
でも息子ちゃん健気に耐えて、裁判でしっかり自分が思っていることを証言台に立って伝える姿がよかった。
この奥さん役ザンドラ・ヒュラーさんと、息子役の方の演技が良すぎる。
奥さん終始怪しくて、大丈夫?ホントに○してないよね?
って観てる方は、信じたいけど疑っちゃう気持ちを常に持ってたし、
息子ちゃんも、まさかウソついてないよね?っていう絶妙な感じを出てたし。
真相は「………。」、これは観る人がどう思うかで、たくさんの考え聞けそう。
あと、ワンコの演技も素晴らしいかった🐶👏🏻✨👏🏻✨👏🏻✨👏🏻✨
あのワンちゃんは、カンヌ?での「最高の演技をした犬」として賞をもらったらしい。
それも納得の名演技でした。
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