ダンボー

カラオケ行こ!のダンボーのネタバレレビュー・内容・結末

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

超良かった。
中学生ってこんなんだよな〜〜ってのと、映画なので映画や音楽でシーンとの重ね合わせがたくさんある。音声メディアがあるのはいいなあ。

そして何よりもヤが美化されずヤなのである。
原作だとヤの人があまりヤに見えないんだが、映画だとそのあたりの説得力がすごい。

部屋住みっぽい下っ端の人がいたり、服装でも何となく序列がわかる。
緑色のスウェットの彼は席に座ってないし、そもそも歌わせてすらもらえない。破門されたやつを運ぶのも彼ともう一人の一番最初に歌ったやつである。

選曲も絶妙でこの人族上がりなのかなとか、この人はパチンコしてんのかなとか考えちゃった。
聡美くんの選曲が古めなのは両親の影響なのかなあ。

そして狂児の手口はまさしくヤで元ヒモを感じる。
車を正門前に止めて晴れなのに傘をさすなんてのはまさしくだし、下校ルートを把握して待ってたり、コーヒーのブラックとカフェラテを買って選んでもらったり、毎回カラオケで頼むものを把握してたりと色々だ。

あとから気づいたが登場した時に雨でずぶ濡れだったやつが傘を得てさしてんの天才の演出か?

「俺が見えないのかすぐそばにいるのに」はどちらもそうだね、って感じで超いい。

組長の感じも説得力があって怖いぜ。あの後の聡実くんはどう帰ったんだろうね。

スタッフロールで流れる歌が紅で最初は笑っちゃったけど合唱アレンジ入ってて感動した。
ダンボー

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