新木

カラオケ行こ!の新木のネタバレレビュー・内容・結末

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

和山やまの原作漫画は「夢中さ、君に」には及ばないものの、シュールなやり取りが秀逸な良作。実写化は監督に山下敦弘、脚本に野木亜紀子と個人的には好きな布陣。キャストもヤクザ役に綾野剛と、合唱部部長に新人の俳優とまずまず。だが、引っかかるものなし!

クライマックスとなる、死んだように思われた綾野剛を思って、コワモテおじさんたちがたくさんいるなかで、彼が綾野剛の18番の「紅」を歌うシーンだと思われるが、声変わりの設定もあってか、歌が響いてこないこない。漫画ならではの間やセリフの応酬もそこまでうまくいった感はなく、むしろ漫画のときは気にならなかった関西弁がネガティブに違和感を持たせ(ここは和山先生指定だったらしいが)、んーーーといった結果でした。物語はカラオケ大会で負けたくないヤクザが罰ゲームで組長に刺青入れられたくない(痛いから)からといったのほほんなものなので、特に緊張感もないしカラオケルームと学校しかほぼシーンがないので、映画ではなく舞台向きなのかなと。沖田監督に脚本は前田司郎(いまどうしてるんだろう)の空気感が正解だったかもですね
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