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キラーカブトガニのKentaCのレビュー・感想・評価

キラーカブトガニ(2021年製作の映画)
3.7
カリフォルニア州の海辺の小さな町で、放射能により変異したカブトガニが人を襲い始め、その町に住む車イスの学生フィリップとその兄で保安官のハンターらが立ち向かう物語。

分かりやすい登場人物配置やシンプルな展開のおかげか、なんか異様に観やすいB級コメディホラーに仕上がっていて、
カブトガニによるパニックから最終的にはド直球な特撮モノになるその舵の切り方とはっちゃけ具合も含めて一粒で二度美味しい作品となっていて、想像以上に楽しめました。

主人公がラスト決着後に帰還するとき出てくる構図やその場所的に、生まれ直しや新たな人生の始まりのメタファーかもしれない…と妙な奥深さとメッセージ性を感じてしまいましたが、そんな深読みする必要もない作品だな(※褒め言葉)と2秒くらいで我に返りました。

80分という時間もちょうど良く、かる〜く観れるので、そういう気分の時にピッタリの作品です。
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