冒頭からシリーズの中でもかなりのゴア描写から始まり、作品全体を通して完全にスラッシャー映画として本作を描いているのにビックリしました。
1作目などではヒーロー的に描かれていたマッコールも本作では完全に狂人の殺人鬼として描かれていて、シリーズに対してある意味批評的なスタンスまで取っているのかと思う最終作でした。
『ランボー ラスト・ブラッド』を彷彿とさせる、平穏を手に入れた殺人マシーンが再起動してしまう話としてみるとかなりすんなりなんですが、殺人描写がとにかくエクストリーム過ぎてかなりギョッとするかと。
普通の役者ならただのジャンル映画になりかねない作品ではあるのですが、デンゼル・ワシントンによる圧倒的な画面の支配力によって、映画としての価値がかなり上がっていた気もします。特に冒頭の場面のデンゼル・ワシントンの顔は素晴らしかった。
ダコタ・ファニングとの再共演なんかもビックリしました。
個人的には1作目が一番好きなんですが、本作はかなり良いかなと。