このレビューはネタバレを含みます
どこから物語をはじめる?
1+1=1
ドゥにヴィルヌーヴの出世作がデジタルリマスター版として劇場公開だー!わーい!
くらいのノリで鑑賞。そんな軽い気持ちで鑑賞するような映画ではなく、心ぼっきぼきに折られ、何度も目を閉じて、何度も席を立とうと思いながらも何とか鑑賞。
エディプスコンプレックス要素ありの古典的な話かもしれないが、振り返ってみればミステリーとしてよく出来た作品で、最後でオチがわからなかった。
後のニハドとなる長男と生まれてすぐに生き別れるシーンからキツいが、バスで女の子を救えなかったナワルの気持ちを察するとそれもキツい。
歌う女になってからは思い出したくないレベルだが、数奇な運命に対しナワルという人間の強さと母親の強さが打ち勝った訳ではないが(僕は圧倒されたが)それでも愛情溢れる手紙を書くまでになったので、多少の爽快感は得られる。後味の悪さはあるが、多少軽減される。
レディヘの音楽がめちゃくちゃあってた。