さよなら僕のマクガフィンたち

ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争のさよなら僕のマクガフィンたちのレビュー・感想・評価

3.3
映画としては美術館で鑑賞できるショートフィルムのような作品で、写真が並べられ、本作のために書かれたと思われる文章か、どこからか引用された文章が添えられる。

途中、音楽とセリフが入る。

この、本編のない予告編が何を言いたいのかさっぱりわからなかったが、自死を選んだ巨匠が本作を完成させていたらどのような作品になっていただろう。想像を馳せる楽しみがある。

パンフレットの蓮實重彦さんの文章が、ゴダールに負けない偏屈さで、愛があって本当に良い。