このレビューはネタバレを含みます
コンビニから成人向け雑誌が姿を消して4年、そういった雑誌を作っていた側の視点で、衰退していく業界の様子を描いた作品。
主人公は、キラキラした女性誌の編集を夢見て入社した若い女の子。
なのに配属は一癖も二癖もある男だらけの成人向け雑誌の部署。
最初はイヤイヤやっていたが、いつからかプライドを持ちはじめ、衰退する業界で必死に戦っていく。
下ネタや笑いを交えて、面白おかしく、けれど考えさせられる。
そんな作品かと思って観たのに、てんで的外れだった。
たしかに大枠は思っていたストーリーを外れてはいないんだけれど、なんか中途半端で凄く弱い。
謎のサスペンス要素や、恋愛要素みたいなのも入って、結局この作品どこに重きをおいて作りたかったのだろうか。
最後の方のゴミ捨て場での会話で、『せめて立ち読みができれば、読んでもらえれば面白いって分かってもらえるのに。』的なセリフでの悔しさは凄く良かった。
あぁいう葛藤とかがもっと観たかったのに、なんか全体的に全部的外れな展開でがっかり。