キャプテン

Single8のキャプテンのネタバレレビュー・内容・結末

Single8(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

メインビジュアルで損してる映画な気がする


と言うのも、元々は別の作品を観に映画館に行って、その映画館が2本立て上映でこの作品を2本目に上映してたからついでに観た。

そしたら元々観に行った作品よりもこっちの方が良かった。


ポスターとかジャケットだけ見るとなんか古臭い作品のように感じで、出演者も知らない人ばかりで、正直観ずに帰ろうかとも思ってた。

けれど観てみると全然古臭さはなく、キャストもジャケットみたいな昔の人の感じではなく今風でみんなイケメン。

一応舞台はスターウォーズ公開直後の1978年の設定になってるけど、全然そんな感じしなかった。

まぁ8ミリフィルムで撮影したり、写真屋さんで現像頼んだりするから、今の時代ではダメだったんだろうけど、スターウォーズはただのきっかけだけだし、別にそこまで時代にこだわる必要ない気がするけど、なんであのメインビジュアルにしたんだろう。


ストーリーは元々映画好きな主人公がスターウォーズに感化されて巨大な宇宙船のシーンをただ撮りたいっていうところから始まり、それを学園祭の出し物に映画として完成させるストーリー。


ただひたすらに映画を作るストーリーで、変なヒヤヒヤや、急展開は無い分テンポがいい。

それでいて途中途中に映画を撮るためテクニック紹介や、アイディアで解決していく面白さがあるから、単調にも感じない。

恋愛要素もちょっとあるけど、あくまで作品は映画を撮るだから、邪魔にならない程度。

とはいえ写真のシーンはベタだけど非常に良かった。



そして最後に作中で作った映画が15分程度そのまま流れる。
その映画自体は古臭くて、いかにも学生が作りましたって感じなので、ちょっと見るに堪えない感は少しある。
あのシーンがこうなったんだとは思うけれど、作中で全部説明されてるから予想もつくし。だろうねという感じしかしない。


テンポのいい青春映画で、なんかウォーターボーイズみを感じた。