あまのうずめ

そばかすのあまのうずめのレビュー・感想・評価

そばかす(2022年製作の映画)
3.5
音大を出たもののコールセンターで苦情対応をする蘇畑佳純(そばたかすみ)は30才独身で母親から結婚を急かされているが、本人は恋愛に興味がない。ある日母は佳純にウソを言い見合いの席に着かせる。


▶︎アロマンティック・アセクシャルを扱っている。企画・原作・脚本は「ウゴウゴルーガ」の放送作家だったアサダアツシ。劇中アロマンティック・アセクシャルという言葉は登場しないが、そういう嗜好の人はそうした言葉があることで安心出来る部分があるはずで、そうした意味でも理解度が進むというか、認知されるといいなと思う。

マイノリティを殊更強調する訳でも主張する訳でもないのに好感を持て、三浦透子の透明感が作品に活きていたと思う。三浦の視線が印象的でラストの清々しさが後を引いた。三浦の歌うエンディング曲も良い。