８０年代の全斗煥政権、光州事件やミャンマーでのアウンサン廊事件など韓国の歴史と、諜報局内での国内チームと海外チームでの北のスパイを探す争いに北の工作員やら二重スパイやらが入り乱れ、かなりややこしい。
銃撃戦、カーチェイス、爆発、戦場などのアクションシーンは、ダイナミックで圧倒的な迫力で、拷問シーンもうんざりする程容赦ない。ワシントン、東京、タイのシーンは各国ロケかと思いきや、すべて韓国で撮ったそうで、時代背景に合ったセットなど、凄いものだと思う。
北の工作員トンニムは誰なのか、パクとキムの最終目的は何なのか、手に汗握るストーリーだった。
ある程度知識はあったが、事前にもう少し80年代を勉強していくと混乱しないでもっと楽しめたかもしれない。
それにしても、カメオ出演が凄かった！北から戦闘機で亡命して来るリ中佐を演じたファン・ジンミン、ほかにもキム・ナムギル、チュ・ジフンをはじめ、イ・ソンミン、ユ・ジェミョン、パク・ソンウン、チョ・ウジンと出るは出るわ…しかも、ほんのちょっとだったりで、あれ？今のは？と目を疑うレベルで、びっくりする。
初監督作品とは思えない出来だった。
