どれほど事実に基づいてるかは調べていないけれど、ドラマチックすぎず、過剰な演出や音楽もなく、アシュレー・ジャド本人も出ているので、ほぼ事実なんでしょう。制作側の誠実さが、被害者への敬意が滲み出る作品だった。
ワインスタインの所業のおかげで、楽しめなくなってしまった映画がいくつあることか。好きだった映画の裏でとんでもなく苦しんだ人がいること。ハリウッドは浄化されたことを祈るけど、今も世界中に、日本中にワインスタインのような人間の被害者がいる。
ワインスタインはもう20年早く刑務所にはいるべきだった。あるいはちょん切られているべきだった。
告発すべき意義のある事件を、ジャーナリスト魂を持って追う映画は、どんな種類でも胸が熱くなるね。