あまりにも有名だけどあまりにも見る気にならなかったコレ、『ノッティングヒルの恋人』を踏まえて見るとなかなか面白かった。
リチャードカーティス、すごく反省？したんじゃないだろうか。
構成も人物設定も激似で、私はノッティングヒルもそこまで好きじゃないんだけど、この原点(ドラフト版？)を見ると、いかに良いラブコメだったかが良くわかる。笑
本作は登場人物の誰1人として背景も心情も深められないので、誰に何が起きてもあんまり心が動かない。
あと、イギリスの同性婚法制化前のゲイカップルの「扱い」も、興味深かった。パートナーシップさえまだ無かった時代の話で、「結婚しなくても真実の愛がある」という例として周りの異性愛者が彼らを例にあげたり(むかつくね)、冠婚葬祭の場(教会)で司祭からは「親友」と紹介を受けたり、ああ、こういう悲しい時代が昔はあったんだな、日本はいまだにこれだなーと思った。
