Nana

バートン・フィンクのNanaのレビュー・感想・評価

バートン・フィンク(1991年製作の映画)
3.6
多くの賞を受賞したコーエン兄弟の謎映画。いろいろなトラップがあると思うけど一回では未消化(-ω-;) でも雰囲気とキャラと役者がみんな好き!

あらすじ
ブロードウェイで成功をおさめたバートンフィンクは映画の仕事を受けてハリウッドへ。
居心地の悪いホテルの壁には後ろ姿の女性のピンナップが。そして隣室には、フレンドリーな保険のセールスマンがいた。
フィンクは映画会社からの要請でB級レスリング映画のシナリオを書く事にしたがアイデアが浮かばない。…

ジョン・タトゥーロがメソメソしていて、全然書けないのが面白い。ハリウッドの人は頭おかしい人ばかりなのも。
名探偵モンク役のトニーシャループが若くてびっくり。モンクではジョン・タトゥーロが広場恐怖症の弟役で良かったなあ。この人、そういう役が似合う。
途中までバートンがヤバい人で、隣のおじさんはマトモに見えてたんだけど、フィンクの人を見る目無さすぎ…
床から出てくるブシェミはインパクト強。

さてさて、ばらまかれたメタファーをどう回収したものか?

1941年とユダヤ人とハリウッド
聖書と映画、炎
兵士に殴られる芸術家
剥がれてくる壁紙と蚊がいる部屋
依存性とゴーストライター
チャーリーが語りたかったエピソードとは?
ピンナップの女とは?

謎解きはまたいつかね(;´Д`)
Nana

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