炎のように辛くて上手いスナックを作った人の実話を元にしたドキュメンタリー。
工場の掃除係で満足しないで、機械について学んだり、新製品やマーケティングを開発したり、学歴がなくても成功できるという、アメリカ人が好きそうな話。
企業では白人層が上の役職についているので気づかなかった、人口が多いラテン系向け商品を出すことで、他社との差別化ができるってアイデアと、それをCEOに言う勇気に感動。
しかし一番偉いのは、彼の電話を取り次いだCEOの秘書かも。
彼女がnoと言えば、話はそこで終わっていたんだし。
夫を信じた妻(しょっちゅうメイクや髪型が変わり同一人物に見えなかったけど。最後に出た本人映像はストレートのブロンドでますます分からなかった)や、誇りをもつことを教えてくれた爺ちゃんもエラい。
少年時代、ラテン系だからと虐められるシーンや、マトモに稼いだのに買い物に行ったら警察に捕まるエピソードに心が傷んだ。
フィルマでもキャストの一番上にトニー・シャルーブが出ていて、彼が主演みたいになっている。
ラテン系やアフリカ系は主演でも表示は下になる風潮はまだ変わらないのかな。
指が赤くなるくらい止まらないスナック食べてみたいよ！
メキシコ料理って美味しいよね。
