エリア・カザン監督、マーロン・ブランド主演のモノクロドラマ。
アカデミー賞をいろいろとっている作品だから期待したせいか、別に…だった。
自由に何でも言える今の時代に見ると特別感がないけど、当時は偉い人に逆らうことは、すごいことだったのかもしれない。
もしかしたら赤狩りとかの時代だったのかな?
ストーリーは港湾労働者と彼らを働かせて不当な利益を稼ぐマフィアの話。
マフィアだけどドンコルレオーネみたいに馬の首切ってベッドに入れたりしないで、屋上から突き落としたり、みんなでポコポコ殴ったり、かわいいものなんだけど。
マーロン・ブランドは元ボクサーで、最初はマフィアに可愛がられて倉庫でエロ本読んだり、死んだ友達の鳩を育てたりしてるけど、彼女ができて良心に目覚める。
あれ、これってロッキーに似てない?壁ドンでキスするとこもそっくりだったし、牧師さんがコーチに似ていたような。マーロン・ブランドって瞼が腫れてて、ほんとにボクサーみたい。
エイドリアンならぬイディは真面目そうだけど、誘われるとウィスキーショットサシ飲みからのダンスしたり、なかなか大胆な娘さんでした。
お兄さんの話をしたら、騒音でお互い聞こえなくなるとこが好き。
音楽はなんとバーンスタインでした。こんな仕事もしていたのね。