キャッスルグレンギャリ

バートン・フィンクのキャッスルグレンギャリのレビュー・感想・評価

バートン・フィンク(1991年製作の映画)
3.9
U-Nextで鑑賞。登場人物たちは真剣に生きているのに、その苦しみ、怯え、怒りが見ているものには滑稽に映るのが「コーエン兄弟タッチ」だと思います。
本作はその滑稽さに加えて、オカルトっぽい不気味さを味わえるのが特徴でしょう。
バートンが長期滞在するホテルは「シャイニング」のようになにか出そうなところが不気味。さりとてバートンは暑さと蚊と戦いながら普通に生活しているところが滑稽。バートンが憧れていた作家、映画会社の社長、プロデューサー、刑事、チャーリー、皆真面目にやっているののどこか言ってる滑稽さが楽しかったです。
結末に工夫が欲しかったのが残念。私は絵の光景と同じだったことには気づきませんでした。