ボーンズ アンド オールのmimimomのネタバレレビュー・内容・結末

監督とティモシーが好きで、いつか見ようと思いつつ、R18なのでなかなか勇気が出なかった。そういうのが苦手なので。しかしどなたかのレビューで「R18なのに映画は終始甘酸っぱい雰囲気がする」とあったので、「そんなでもないのかな」と思い直し、観ることに。
確かにR18にひっかかるであろう箇所は、それ自体が映画のテーマではなく、メタファーだとわかる。
ゆったりとした癒し系の美しいBGMと、懐かしい感じのするアメリカの片田舎の美しい風景、幻想的な映像がとても印象的だった。感想を言葉にするのが難しい。話の展開自体は別に普通だと思う。しかしBGMと画像の美しさと、2人が心を通わせていく過程での細かい描写に心奪われてしまった。今まで、話の設定が斬新だったり話の密度が濃い映画＝良い、と思って観てきたが、この作品を観て「新しい映画の観かた」に気づくことができた。
観て良かったと思う。むしろ時間ができたらもう一回観てあのせつない世界を味わいたい。