予告編のビジュアルから気になっており、評判の高さにも後押しされ鑑賞。
マンガチックでもありカートゥーンっぽさもある、ポップで独特なアニメーション表現の数々に、終始スクリーンに釘付けにされる。日本のアニメではまず見ないであろう表現を目にするだけでも、一見の価値あり。
物語としては、人目を避けて下水道で修行しながら、ティーンエイジャー層まで成長したタートルズの面々が、人間の社会、特に高校生活への憧れから、街を混乱に陥れている謎の犯罪集団を退治して、ヒーローとして人々に受け入れられようとする青春ジュブナイル物。また、そうした利己的なヒーロー活動から、真に平和を守るための利他的なヒーロー活動へと変化していく、ヒーロー誕生譚としても完成度が高い。
日本のポップカルチャーのタイトルが次々と飛び出すので、そういった点でも楽しめる。
本国での評判も良いらしく、続編の可能性も高いと思うので、エンドクレジット中に登場したあのキャラクターが、次回作でどう表現され、どのような活躍を見せるのか楽しみだ。
カワバンガ！
