地方の高校の4人の女子高生の卒業式とその前日のそれぞれの濃厚な2日間の話。
朝井リョウさん原作。
図書室、調理実習室、音楽室、屋上。
アトランダムに4人の事を描いていて各自の背景がわかるまで少し戸惑う。
でも４人の抱えている問題がわかってからはグイグイひっぱられる。
彼女らは恋に進路に夢に人間関係に戸惑い悩んでいて、でも彼女らを理解し寄り添ってくれる友達や後輩や先生がちゃんといる。
その関係性がとても清々しくて胸あつ！
そして図書室での藤原季節さんの優しい声が心地良く耳に残っている。
あと、卒アルにメッセージ残した彼女とか、ダニー・ボーイ、お弁当箱の万国旗、花火。と全部うわぁ～ってなる。
大きな喪失を経験した少女を河合優実さんが全身で演じていて、やっぱり眼が離せない役者さんだなぁと再確認しました。
卒業シーズンに鑑賞するの、オススメです。
