ミセスコロンボ

ベイビー・ブローカーのミセスコロンボのレビュー・感想・評価

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)
4.0
「ベイビー・ブローカー」怖い言葉。
赤ちゃんを売りさばいてお金儲けする血も涙もない悪人たちの話!っと勝手に覚悟して観始めたのですが…いやぁ~いい意味ですっかり裏切られました。

赤ちゃんポスト、人身売買、売春、養子縁組と本当に重いテーマを扱っているのですが、ほっこり、爽やかなラスト。

家族の愛を知らない辛い過去を持った人達が嘘の家族として車で移動していくうちに無垢な赤ちゃん、ウソンを中心に互いを想い合う温かい気持ちになる話。

捨てた母には大きな秘密があり、後半は尾行していた刑事や暴力団も絡み合ってソワソワ、ドキドキします。

ひとりひとりの名前を呼びながらの「生まれてくれてありがとう。」に涙💧。
そして羽星(ウソン)や海進(ヘジン)つて名前も素敵でした。
余談ですが子どもの名前に漢字の意味も含めて、願いを込めることができるのっていいなぁ~とつくづく思いました。