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コンフィデンシャル:国際共助捜査のmatchypotterのレビュー・感想・評価

4.1
やっと観れた。やっぱいい、面白い。
去年の劇場公開、規模が小さ過ぎて観に行けなかった。

個人的にはヒョンビン、ではなく、ユヘジン。
彼を観たくて前作も、今作も。
ユヘジン、もう彼は彼でしかできない。この唯一無二の印象深いクセ、最高。

北からやってきたエリート捜査官のヒョンビン。南でバタバタと広域捜査隊の現場やってるユヘジン。

ユヘジン、捜査で負傷し、サイバー犯罪課へ。
「キーボードで殴ったらサイバー犯罪?札束で殴ったら金融犯罪?電卓で殴ったらデジタル犯罪か?」
デキの悪くて暴行事件を回してくる同僚への皮肉が天才過ぎる。

この庶民的なのに、やたらと大きなヤマを引いてしまって運が良いのか悪いのか、もっともらしいこと言いながらグズグズなし崩しでどんどん巻き込まれるオッサン刑事、ユヘジン、素敵過ぎる。

“あの時”死にかけたユヘジン、、、また“あの時”のヒョンビンがやってくることになり、“あの時”同様、再びお鉢が回ってくる。部署を異動しててもお構いなし。

家族から大反対されるも、今の部署から戻りたいし、結局この凸凹タッグが再結成、“共助捜査”、再び。

今回のユヘジン、最初はなかなか冴えてる。
サイバー犯罪課のノウハウを活かして、ヒョンビンをうまいことサポート。
調子良い幸先スタートで、早速ヒョンビンの標的の尻尾を掴むが、、、。

グズグズドタバタのユヘジンと、スマートキレッキレのヒョンビンのコンビが最高すぎる。

前作は北っぽい物々しいお堅いヒョンビンからのスタートだったが、前作で友情が芽生えてるこの2人のやり取りとコンビネーションがとても気持ちが良い。

そこからの展開なので、より凸凹感のあるコンビネーションと友情、だからこそ生まれるエモさがある。

両者の正反対のキャラクターがとても対照的で、ユヘジンがコメディ要素を請け負いつつ、ヒョンビンと全体はかなり骨太で大掛かりな国家犯罪とのアクションサスペンス。

今回は北と南の“共助”に加えてFBIもなだれ込んできてさらに規模も、事件もデカくなる。
そこをなぜだかユヘジンが繋ぎ合わせる、さすがのキャラクター。
だけどもそれぞれの思惑もまた根深い。

全く観飽きない韓国“バディ”デカムービー、面白い。

よくわからん人物相関図ができていくのもまた面白いし、シンプルに笑えて、サスペンスとしても見応えある。
これ、このままもっとシリーズ化して欲しい。

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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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