渡邉ホマレ

機動戦士ガンダムSEED FREEDOMの渡邉ホマレのレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)
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正統的な続編映画なのか、ファンサービスに特化したお祭り映画なのか…その辺りの境界線を恐らくは敢えて曖昧にしたのだろうと感じられる、そういった意味でも実に『ガンダムSEED』らしい劇場版だった。

「入口」で提示された主題はたしか(デスティニープランは阻んじゃってよかったの?そのあとどーするかまで考えてなかったの?)だったよーな気がする。

だが、「出口」で示された結論は……
……あれ?こんな分かりきった結末で良かったんだっけ?これじゃあ18年8ヶ月前のTVアニメ最終回と同じでは…あ、あの…世界の平和は?

新旧キャラクターやモビルスーツの総登場やセリフ、演出や音楽などなど、ファンなら満足すること請け合いのお祭り映画だけれど、かつて「新世紀(21世紀)のファーストガンダム」を目指して制作された物語の結末がホントにコレでよかったのか?というギモンも浮かんでくる。

あとなんか…製作陣にとってバルトフェルドはそんな感じのキャラクターだったんだ…という点に少し哀しくなった。