完全に価値観ぶっ壊れた。
今ここから、私は宇宙人になりました。
佳道や夏月と寺井の間には境界線というよりも、大きな川が流れているようだった。その川はあまりにも広く、わかりあえることは絶望的だと感じた。
あぁ、自分も共感できない側だったのか。
わりと今まで、なんか他人とは違うな〜って感じて生きてきたけど、気のせいだった。
言ってみれば、普通に社会の中で生きてた。
共感できないのに強いショックを与えられて、ものすごく混乱している。ドキドキもしている。
これこれこれ!
これこそが自分の求めていた映画体験。
きわめて安全な場所にいて、ある意味危険な体験をさせてもらえることに申しわけなさを感じるくらいだ。
ものすごく満たされている。心が。
今年初の劇場がこの作品で、とても幸せだ。