note-director,actor
授業のネタ探すためやっと観た。
おお、A24っぽい。
でた、すごいなまりで、ほぼ聞き取れないスコットランド英語。
こういう特殊な演技のつけ方は(大事なセリフだけ決めといて、あとは俳優さんたちに任せるやり方)は、授業では使えんな。
お父さんもムスメも、別の映画ではどういう演技するか観てみたいな。
伏線はりまくりで、わかりやすい演出だった。批評家受けしそう。
音楽もべたべたにわかりやすいい。
しかし、撮影がイマドキのハンディと構図で、自分の好みではなかった。
あのクラブの照明パカパカは、見せたいけど想像してもらいたいというのがもったいなぶりすぎで、手法の方が先立っちゃって、集中できない。けっこうある手だし。
本人たちを直に見せずにテレビに映してみたり、窓に映してみたり、ずーっとバックショットだったり、
カッコいいっぽく見せる手法が、この映画には合っているが、多用し過ぎでもう少し精査しないと、カントクが自分に酔っているように見える。
小道具がホームビデオカメラなのも
、その映像がぶれぶれなのも、ありすぎ。
ファーストカットから使うと結末がバレバレだ。
みずみずしいといえばそうだけど、
新人のカントクの力量不足が、よい方に転がっている好例である。
個人的な思い入れの強い作品は、意見がわかれるけど、
自分は、親に思い入れがないので、
そこまで響かず。
この親にしてこのコあり、お国柄事情もあり、のマイノリティな映画。
そこわかってないと、日本では、親子愛映画にとられそう。