「奥さん、キレイだから」
ドア1枚隔てた向こう側の怖さ
存在が見えない、誰か分からない
自分の住所や電話番号は知られているのに、相手の情報が何一つない匿名性の怖さ
意図的に機械音声を使って、特定できないその他多数を表現しているのが面白い
危害を加えてくる人間がそこに潜んでいる
ストーカーという定義があったのかも怪しい時代で完璧に恐ろしさが伝わってくる
これは怖い…
クライマックスのアングルが面白い
上から俯瞰で撮った天井アングルでの追いかけっこ
『マリグナント』にもあったアングルだけど、この時代でもやってたんだーとビックリする
そもそもこのアングルの元祖ってどの映画なんだろう?気になるところ
不協和音というか急に途切れる音楽も気持ち悪い
音楽で十分に恐怖が伝わる
スプラッター表現
特殊メイクをゴリゴリ使ってる!
そこまでやっちゃうんだ〜
追い詰められているはずなのに、なぜか一方的に痛めつけるのは逆
その攻防もきちんとドア越し
いわゆる『シャイニング』的な対峙
あのアイテムを最後に使うというのは思いきりが良い
ちょっと間延びした感もあるけど、後半の盛り上がりが良いなぁ
スリラーとして面白い
ドアノブがゆっくり動くようなホラー表現があって、邦画ホラーの先駆け的作品かも