乃木介

ストールンプリンセス キーウの王女とルスランの乃木介のレビュー・感想・評価

1.5
祝日本公開。
私財を投げ売ってまで日本公開に尽力された粉川なつみさんに敬意を。

スタッフロールに掲載されてる自分の名前を見に、クラファンしてもらったチケットで映画館へ。

厳しめの点数をつけちゃったけど、公平に評価しないとウクライナやこの作品のためにならないと思う。
過度の配慮はよからぬ悪評に繋がりかねないし。


話は超王道。
アニメーションや作画技術は思ったより高い。

ただそれ以外はまだまだ発展途上。

とにかくセリフが多くて疲れる。緩急がなく、だれかがずーっと喋ってる。
説明口調や大した内容でないのが、くどさに拍車をかけている。まるで昔、友近となだぎ武がやってたディラン&キャサリンの会話のごとく。印象に残るセリフもない。
かといって画だけは間がもたないので苦しいところ。

断片的なやりたい演出を詰め込みすぎて、唐突感が多く、各シーンが途切れ途切れになっている。シーンが変わると「ん?なんで今こうなってるの?」となることが多かった。

また各キャラクターのキャラや気持ちが、シーンによってコロコロ変わって振り回される。

ギャグもテンポが悪く、寒くてくどい。見てて共感性羞恥が発動して汗がダラダラ出た(ただ小さな子には受けるのかも)

主役の日本語吹替担当は、声優本職ではないにも関わらずかなりがんばってる、、、がキツイ。
ただ集客面からアイドルにしたのは十分理解できるし、英断とも思う。実際映画館にはファンっぽい人が多かった。

ミクロでの作画はそこまで気にならなかったので、演出や制作指揮する人が変われば化けると思う。
乃木介

乃木介