まるで庵野秀明大好きファンが作った映画、という印象。悪い意味で。
期待していただけに残念だった。
・個々のカメラアングルとストーリーはいいんだけどダレる、もったいない作品。
・全体的に起伏が弱い。
・ストーリーはいいのに、見せ方が浅いというか。
・印象的なカメラアングルを繰り返し使いすぎ。ただつなぎ合わせているだけに見えて、くどさを感じる。疲れる。
・オリジナルの踏襲や設定、ストーリーはシン・ゴジラと同様に綿密にされているので、ウルトラマンファンには受けると思う。
・監督が庵野秀明で、もっと予算があれば変わってたかも
・庵野秀明は監督じゃなくて、総監修なのね。どうりで。
・ザラブ星人やメフィラス星人の使い方は、面白かった。
・メフィラス星人の笑い声は聞きたかった
・ゼットンの絶望感がもっと欲しかった
・演技は長澤まさみが抜き出ていた印象
・「自衛隊ではなく、なぜか神永が子供を助けに行く」や、昔の特撮によくある「わざとらしい説明セリフ」を始めとする、昔の特撮あるあるなご都合主義を、おそらく意図的にやっている点に、当時の特撮や原作への敬意が見える
・とはいえ、当時の特撮的な表現と、シンシリーズの現実的な表現とのバランスに苦慮して、どっちつかずになってしまった印象。
・シン・ゴジラほどではなかった。
