こぅ

不貞な女たちのこぅのレビュー・感想・評価

不貞な女たち(1953年製作の映画)
3.9
'22 10/4 作品登録していただきました。

ジーナ嬢目当てで鑑賞。

マリ男・モニチェリ、ステーノ監督による、不貞なラヴ、サスペンス要素ありの【ドラマ】。


裕福な人妻、リリアーナが昔の恋人、オズバルドと再会し、心が揺らぐ。
しかしオズバルドは、彼女の知人である人妻達のスキャンダルを狙って…。


もろヨーロピアンなOPが久々新鮮〜

冒頭、
アッザーリがリンチェ探偵事務所を訪れ、妻、ルイーザと別れる口実の浮気現場証拠を手に入れようと探偵に調査を依頼するが、粗 は全く出てこなかった。
オズバルドが、かつての恋人、リリアーナに自分を紹介させて、ルイーザに接近し、偽の浮気を工作しようと目論む、、

セリフの応酬とテンポで軽妙なコメディかラヴ・ストーリー展開⁈と思いきや、、
リリアーナの知人の人妻達は、不貞な者ばかりで、ドロドロ、、

リリアーナの家で、高価なネックレスが盗難、メイドをしていたチェザリーナに疑いが、、

目当てのジーナは、主役ではなく、ルーラというこれも不貞な人妻役で、登場。
グイドと不倫していた、、

あるパーティーで窃盗事件が起こり、この陰にはまたもチェザリーナの名前が挙がる、、

後半は、このチェザリーナのエピソードにシフトし、前半とは真逆に重々しいムードに、、

チェザリーナが潔白か否かは、観る者はお見通し。
あ⤵︎ついに 悲劇 が起きる、、

クライマックスは、リリアーナが立ち上がるが、
いざとなったら逃げる(非協力的)最低人間ばかりの胸糞。


そして、、
最早、正義なんて無い(宛に出来ない)‼︎と言わんばかりの、序盤からは想像もつかない衝撃的結末‼︎


ライター4人だからか、不貞だけにジャンルがイマイチ不定だったが、現代でもリメイク出来る内容。

"イタリア映画をナメたらあかんぜよ!"
こぅ

こぅ