こぅ

ナイトメア・シティのこぅのレビュー・感想・評価

ナイトメア・シティ(1980年製作の映画)
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'24 春のホラー/ミステリー祭②

イタリアの鬼才/奇才、ウンベルト・レンツィ監督による、
【ゾンビ・パニック・ホラー】。

and with
メル・ファーラー(63)asマーチソン将軍


原発の放射能漏れ事故で凶暴な吸血人間となったオジサンのゾンビ集団が飛行機で襲来。
空港で待ち受けた軍隊を激しい暴力で瞬殺し、街へ繰り出して行く。
その模様を取材した中年記者、ディーン・ミラー(ヒューゴ・スティグリッツ)がテレビ局へ戻ると、生放送中のスタジオにもゾンビ集団が乱入、出演者やスタッフに次々襲い掛かる…。


★脚本
前日に起きた
原発の放射能漏洩事故から翌朝、関連でミラー記者がハーゲンベック教授を迎えに空港に到着すると旅客機から降りて来た軍団と滑走路で、始まるドンパチ〜テンポが良い。

休みにお家で
美人妻、シーラ(マリア・ロザリア・オマジオ)と良い事していたウォーレン・ホームズ少佐(フランシスコ・ラバル)も緊急で呼び出される。

放射能を浴びた人間が超人化という結果/症状が何とも大雑把だ。
ナイフや斧で攻撃的な
ゾンビ+吸血する、走るゾンパイア軍団。
噛まれた者は感染し、放射線は血液を短時間に破壊する為、新しい血を欲しながら強くなるが、アタマを破壊 すれば倒せるというのはゾンビ退治の定番。

・ミラー記者と妻のアンナ(ラウラ・トロッター)、
・司令塔のマーチソン将軍(メル・ファーラー)の娘のジェシカ(ステファニア・ダマリオ)と夫のボブ、
・ウォーレン少佐の妻、シーラ、
メインは、この3組の行方/展開を追うので、脚本の間延びは無い。

神出鬼没/ご都合主義のゾンパイア達、
その攻撃は、ナイフで刺殺すのがメインだが、
TV局のダンサーの 片乳切り取られ と、
シーラの友人、シンディ(ソニア・ヴィヴィアーニ)の 眼を抉る のが一番良かったかな。
頭部吹っ飛び、
火炎瓶、手榴弾による、小さな爆発もあった。

彼らが吸血鬼なら教会には入れない⁈
シーラは、地下でどうなったのか放置⁈いや、しっかりあった。

クライマックスは、
逃げ切ったミラー夫婦の遊園地での戦い。
機関銃と手榴弾。
妻のアンナがヘリからトゥルー・ライズ状態〜

ラストは、
諸に"やっちまったな〜"だが、色々とねじ伏せられる。
続いて、ん⁈
andこのオチだとガラリと変化球か、挽回したな!!

この一連、
知りたい方には、"こっそりネタバレ"教えようか。


★総評/見どころ
監督は、
実際に起きた ダイオキシン汚染事故 から本作へのヒントを得たらしいが、エンタメでも文明/人類を警鐘するような台詞に 社会派要素 も見える。

走るゾンビの 先駆け らしいが、
一部除いてゾンビメイクの出来が甘く、動作も人間と変わらないから怖くないのは困りもの⤵︎
また、
増加しているのは明確なのに
ゾンパイアに襲われた人間がゾンビ化/感染する過程の描写も欲しかった⤵︎

見どころは、
イタリア産だからかシーラ始め、美人揃いと無駄に⁈サービスに⁈おっぱい露出度高かったな〜
短尺も良いし、
'70年代みたいなユルさと、コメディ色は無いけど、全体的作風はドライ系でネチネチしていないのが特徴。
こぅ

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