このレビューはネタバレを含みます
最近、自分の制作で女性をトロフィー化して消費しないことについて考えていたので、まさにそのことをテーマとしていた本作には、いやが応にも心を揺さぶられる瞬間が多々写し出されていた。
自由に生きることが難しかった時代にへの抵抗として、恐ろしいほどきつく締められたコルセットと、最終的には長かった髪を切ってまで減らした体重。
死を選ぶしか自由を得られなかったエリザベートの絶望感と、船から飛ぶときの画の美しさが頭に残るような、良作。
目黒シネマで"Barbie"と二本立てして欲しい。