おもろ！！！！と素直に叫びたくなる快作でした。画面暗いのが続くとうとうとしてしまいがちなんですが、これだけ話が面白いと眠くなる暇もない…。暗い場面である必然性もありますし！
序盤はギョンスの笑顔がかわいくて弟助けられるねよかったね〜！とニコニコ見てました。同僚？もおもろい人だし（この人ずっとおもろかった。シリアスの息抜きにいてくれて助かる役）ほのぼの…で終わるはずがなかった。
ある人が死ぬのは最初に予告されてましたが、こういう流れなんだ！と驚き。死に方が怖い。そこから怒涛の展開。おかしいな？と思っていた部分が回収され、そういうことか！となったり思わぬところが敵だったり…。
告発のあとのギョンスの発言にびっくりしましたが彼の立場からしたらそうだよな…と後追いで納得。ここもそのひとつなんだけど、キャラクターの背景や心理の変化を丁寧に描いてくれているので行動の根拠がわかりやすかったです。感じ取らせる作品も好きだけど、これくらい徹底して噛み砕くのもエンタメに振り切ってて好き。
物語の展開にもハラハラしつつ、人間のダークサイドに削られそれでも善意を持ったまま生きるのか、生きられないのか…ギョンスがどう変わっていくのか心配でヒリヒリしました。最後の仕事を終えた顔は序盤の表情とは別人のようだったな…。
