ずっと気になってたデレク・ジャーマン。
去年のカラヴァッジォ展を逃した悔しさも相まってやっと鑑賞。
想像してたよりカオスで、想像してたよりだいぶ変態度は低く、想像してた数倍人間味があり、想像してた通りの色調と明度だった。
もっとイカれた狂気的な人物の破天荒な人生が強調されて描かれてるのかと思ったら、カラヴァッジォの絵画的トーンの中に小道具や音楽や詩のようなモノローグなんかの材料だけ色々ぶっ込んでイケメンカラヴァッジォに恋させるだけ、、、と言っては身も蓋もないか。
だってイケメン過ぎるわ、ホント。
目にはいーけど、カラヴァッジォそんなイケメンじゃないだろーよーーー。
アル・パチーノとダウニーJr.かけて若返らせたみたいな、いくらイタリアってもそんな最強の甘顔伊達男じゃないだろーよーーー(泣)
そして一応ローマ舞台なのにべらんめえなロンドン英語ってのもどーなのよーー。
これ別モノなのね、きっと。
カラヴァッジォとカラヴァッジォの絵と史実らしきことをモチーフにした二元的な創作映画だ。
うん、きっとそうだ。
取りようによっちゃ時代も地域も超えたSFファンタジーですよ。
と、色々言ったけど全然嫌いじゃなかったり。。。
だって、イケメンだしー(笑)
伝記だと思わずにカラヴァッジォの雰囲気が映画になったと思って観るならいろんな奇天烈さも含め価値も魅力もある映画。