そば茶

はこぶねのそば茶のレビュー・感想・評価

はこぶね(2022年製作の映画)
4.3
身体障害を抱えた人の映像作品はたくさんあるけれど、目の見えない男性が主人公のこの映画は、同情を喚起しようとか、感動的に見せようというものではなく、静かで、抑制されていて、淡々としているのがよかった。

主人公の西村の置かれた状況は辛いものだけど、障害の有無を超えて、ひとりの人間として、静かに、乗り越えようとする強さが印象的だった。他者への優しさや、ふとした瞬間にちらつく苦しみが見えるからこそ、彼は魅力的な人だな思えた。


コンビニの親子丼?を食べようとした場面にグッときた。
そば茶

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