このレビューはネタバレを含みます
AI怖い系ホラーの最前線とも言える作品。
除雪車との衝突事故により両親を失った少女・ケイディが、母親の妹であるジェマの元に引き取られる。
玩具メーカーの開発者をしているジェマには、子育てを頑張る気持ちもなかったし、仕事でAI搭載の人形を作ることに集中していた。
孤独を感じていたケイディに、彼女が作った試作機のミーガンを与えて、何でもできてケイディに寄り添ってくれるミーガンに即心を奪われたケイディだったが、次第にミーガンはケイディを守る名目で暴走し始める、みたいなあらすじ。
ジェームズ・ワンが絡んでると聞いて観てみたけど、単純にミーガンが恐怖のアイコンとして素晴らしいだけじゃなく、子育てのサポートとしてのAI搭載玩具のリスクを示して、やっぱり親の愛情がないとねってところも見せてきたのが新しかったと思う。
途中でのジェマの職場の上司を襲う前のダンスが衝撃的で、公開時すごく話題になっていなぁと思ったけども、個人的には森でケイディをいじめた少年を追いかける時に四足歩行になるのが痺れたな。
それと、今作で一番高まったのが、ミーガンに追い詰められたジェマを助けるために、ケイディがジェマの大学時代のプロトタイプであるブルースを起動させるとこかな。あれは気持ちいい。
ミーガンを倒したジェマとケイディだったけど、ラストシーンでジェマの家の音声AIが勝手に光るのには震えた。
まだミーガンの意識残ってるじゃないかと。続編あるらしいので、楽しみに待ちたいところ。