ダークなテイストの作品は どっちかというと…お好きなんですが。
これに限っては、予告を見た段階で「ちょっとどうかな?」と。
率直な感想としては…不愉快&不愉快、という印象かな。
猟奇殺人だったり、得体の知れないストーカーだったり。そういうストーリーの不愉快さはあるんだけど。
もう一点、映画の作りが雑というか下手というか。その辺り、映画ファンとして、見ていて不愉快だったなぁ。
水族館での吐夢の登場の仕方からからねぇ。ゴム長靴履いて あのセリフですよ。言葉失っちゃうよ。
まぁ常識人に見えて実は…というポジションが他にいるので、吐夢はそういうアプローチにしなきゃいけなかったんだろうけど。
それに輪花のお父さんがあんなことになってるのに(しかも そのまんま宙吊りだし)、その現場に娘を連れてっちゃうとか。
その土屋太鳳の身体全体を躍動させる(?)驚き方も、何度も多用されると 見てて恥ずかしくなっちゃったし。
ホラーと笑いは表裏一帯ではあるけど。
それは怖すぎて、怖さを通り越して笑うしかないというのであって。
こんなのは アホすぎて笑えないよって。そんな印象でしたね。
結末については「これ どっちがお母さんなん?」という楽しみはあったけども。それぐらいかなぁ。
当初の不安が、わたくし的には正解だったとも言えるかな。
ということは、予告編の制作担当者が、映画のテイストを確実に表現していたという意味で“GJ!”だったのでしょう(苦笑)