Masataka

ゴジラ-1.0のMasatakaのネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

●"終戦"をうまく組み込んだ

・戦地から無事に帰ってきたことがなぜか否定される…「生きて帰ってきた=非国民」だった世情

・日本国土全体が帯びるマイナスだけでなく、主人公自身の心に深い溝のように残ってしまうネガティブ・マイナスが大きなテーマになっている

・もちろん史実の1945年には登場しないこの巨大生物を、敗戦直後の退廃にうまく組み込んだなと

・特攻隊経験者として「自分の戦争は終わったのか?」こんな辛い自問自答もなかなか…

そのぶん、震電を駆る姿に「生きて、抗っている」をまざまざと感じられた

●vs シン・ゴジラ

(日本を含む)政府機関が関与する/しないで明確に分かれた両作品。もちろんどちらが正解ということもなく、どちらもよさがあったなあ

●メッセージ

締め方は種々の感想が出てきそう。これからもゴジラ映画は製作されるだろう。その不文律を尊重し、そんな映画製作にかかわるすべての人へ託すメッセージにも感じた
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