高瀬とうや

ゴジラ-1.0の高瀬とうやのネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ミリタリー関係はあまり詳しくないのでWIKIなどを利用してあらすじを書いたので間違いなどあるかもしれませんがご容赦を。
あと、まだ一回しか見てないので勘違いとかあるかもですが。

単純に「すっごく面白かった!!!!!!!!!!!」と思いました。
開幕でゴジラが大戸島の整備員たちをゴミのように踏み、咥え投げ捨てるという傍若無人ぶりがたまりません。

ただ、ストーリーとしては「とっとと敷島が打ってたらよかったのに」とか「生還した敷島に対して安藤サクラさんが怖いわ」とか「橘の逆恨み鬱陶しい」とか「神木くんゴジラに好かれてストーカーされてんのかwww」とかまぁ色々人によっては感じるかもしれないですね。
わたしは好きですが。

わかりやすいフラグ(典子が銀座で働く→銀座にゴジラが来て典子が死ぬな(写真撮ってたし)とか、爆弾の扱いを説明してた時に橘が敷島に何かを言ってたのは「こうしたら脱出できる」と教えてるんだな)とかあったけど、典子が生きていたのは思いませんでした。
ラスト、生存していた典子の首に黒いシミがあったのは、被爆した、ってことなんでしょうか?
そもそも襲われた銀座にも放射能がかなりたまっていた、とかっていってましたし。

実力派俳優で固められてるので、見ていて安心な映画でした。
子供らを失って怒りのやり場がない母親を演じる安藤サクラさんや、典子を失ったと思った神木くんのゴジラに対する殺意のこもった目つきとか、すごかったです。

唯一不満点があるとしたら、典子が乗った電車がゴジラに襲われた時に早めにどんどん人が落ちていって典子が最後の一人になってたけど、もうちょっと踏ん張ってもらって高所からどんどんと人が落ちていくシーンを入れて絶望を見せてほしかったです。
タイタニックのように。

そういや「やったか!?」→「やってない」が何回もあったのは笑いましたw

あ、初代ゴジラの時の報道班のような人たちが居たのはよかったですw
伊福部昭音楽も最高に盛り上がったいい映画でした。
DVDはよ売って。

【あらすじ】
特攻を命じられた敷島だったが、怖気づき大戸島にある守備隊基地に着陸する。
その日の夜、巨大生物「ゴジラ」が島に上陸し、敷島は乗ってきた零戦に搭載されている20ミリ砲を打てと整備員らに指示されるが、打つことはできなかった。
結果、整備員の橘と敷島以外は全滅。
橘に「お前のせいで全員死んだ」と罵られ、失意の元敷島は東京に帰るがそこでも「お前たちが国を守れなかったせいで空襲で私の子供たちは死んだ。あんたの親も死んだんだだ」と隣家の澄子に責められる。
そんなある日、敷島は赤ん坊を連れている若い女、典子と闇市で出会い、居つかれてしまう。
空襲で焼け死んだ見ず知らずの女から託された赤子、明子を共同で育てていくうちに澄子との関係も修復。
彼女らを食わせるためにも敷島は作業船で機雷除去の仕事をする。
数年後、作業中の敷島らがゴジラと遭遇する。
ゴジラは以前見た時よりもさらに巨大になり、機雷も通用しなくなっていた。
重巡洋艦「高雄」の砲撃もきかず、ゴジラの熱線によって高雄が轟沈する中、敷島らは命からがら逃げる。
そんなある日、ゴジラが上陸し典子が働く銀座を壊滅させてしまう。
心が通い始めていた典子を失い、敷島はゴジラに対して復讐を決意する。
アメリカからは助けを得られず、ロクな武器もない中、敷島の作業員仲間の技術者野田による発案でゴジラをフロンガスの泡で包み込み、深海まで一気に沈めて急激な水圧の変化によって倒すという「ワダツミ作戦」が考案される。
敷島はそれだけでは不十分だと思い、戦争が終わり放置されていた震電を橘の手によって整備させ、自分の命を犠牲にする「特攻」を考えていた。

作戦が決行されたが、ワダツミ作戦も致命的なダメージが与えられなかった。
失望する野田たちだったが、ゴジラが熱線を吐こうとしたその口めがけて敷島の乗る震電が特攻する。
内蔵されていた爆弾によってゴジラは静かに海へと沈んでいく。
誰しもが敷島の死を覚悟していたが、敷島は橘の機転により搭載されたパラシュートで脱出していた。
ゴジラ討伐と敷島の生還を祝う一同だったが、さらに典子が大怪我を負いながらも生きていたという知らせが届き、敷島は彼女のもとに駆け付け抱擁する。

・・・が、深海でゴジラは静かに再生を始めていた・・・。
高瀬とうや

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