ゴジラが放射熱戦を吐く予備動作から着弾後の爆煙が過去一でカッコよく、これだけでも見る価値はある。
ドラマ的な部分は破綻していると思うのだけど、特にあげるとすれば、ゴジラとの戦いよりも主人公個人の決着(「俺の戦争が終わってない」)が優先されているように見えて、話の優先順位がわかりにくかったこと。
あと、国家は何もしてくれない、民間でできうる範囲のことを必死にやるしかない、みたいな話の運びもなんというか、現状追認っぽくて物語的なきらめきがないのであまり好きではなかった。
感想を並べるとなんかよくない映画のような気がしてきた。だが、2時間飽きずに見ることはできる。マス受けと言ってしまえばそれまでなのかも……