ともぞう

ゴジラ-1.0のともぞうのネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

設定を終戦直後にすることで、ゴジラ×戦争ものになったイメージ。ゴジラに対してなす術なく感情もなく踏み潰されていく理不尽さは自然災害のよう。限られた資源で戦術を組み、最後は命懸けの特攻で決着を付ける。日本人のメンタリティに刺さる要素がいっぱい。従来の邦画であれば神木隆之介が亡くなって御涙頂戴になりそうな所を神木隆之介と浜辺美波も生きていたのは命を大切にする今風。ただ、浜辺美波の首にはG細胞に侵された痕とゴジラも復活・再生するラストは新たな絶望を予感させ、一筋縄ではない。それにしてもゴジラのテーマソングは数十年経っても心を震わせる素晴らしい音楽だと思う。

〈あらすじ〉
戦争によってなにもかもを失った日本は、焦土と化していた。戦争から生還するも、両親を失った敷島浩一は、焼け野原の日本を一人強く生きる女性、大石典子に出会う。戦争を生き延びた人々が日本復興を目指すなか、追い打ちをかけるかのように、謎の巨大怪獣ゴジラが出現。圧倒的な力を持つゴジラに、人々は抗うすべを模索する。
ともぞう

ともぞう